チリGDP、第4四半期は前期比+0.4%に鈍化 通年は予測上回る
[サンティアゴ 18日 ロイター] - チリ中央銀行が18日発表した2024年第4・四半期の国内総生産(GDP)は前期比0.4%増と、第3・四半期の1.5%増から鈍化した。
ロイターがまとめた市場予想の0.5%増を若干下回った。鉱業部門が縮小した一方、サービス部門と農業部門が拡大した。
前年同期比では4.0%増。ロイターがまとめた市場予想の3.7%増を上回った。
チリ中央銀行は21日に政策決定会合を開く。インフレの高止まりが警戒されており、政策金利の据え置きが広く予想されている。
キャピタル・エコノミクスのキンバリー・スパーフェッチャー氏は「よりタイムリーな月次のデータは、経済が勢いを増して25年に突入したことを示唆している。インフレ率が目標を上回っていることを踏まえると、中銀は21日に政策金利を据え置く可能性が高い」と述べた。
24年通年のGDPは2.6%増と、23年の0.5%増から加速。21年以来の高成長となった。中銀予測の2.3%増を上回った。主に輸出が寄与した。内需は1.3%増。