米副大統領、トランプ氏を擁護 プーチン氏との会談巡り
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バンス米副大統領は20日、トランプ大統領とロシアのプーチン大統領との会談がウクライナ戦争の終結につながる可能性があるとの見方を示すとともに、トランプ氏の交渉の取り組みを擁護する姿勢を示した。同日撮影(2025年 ロイター/Nathan Howard)
Steve Holland
[ナショナルハーバー(メリーランド州) 20日 ロイター] - バンス米副大統領は20日、トランプ大統領とロシアのプーチン大統領との会談がウクライナ戦争の終結につながる可能性があるとの見方を示すとともに、トランプ氏の交渉の取り組みを擁護する姿勢を示した。
バンス氏は米保守派イベント「保守政治行動会議(CPAC)」で演説し、「ロシアと話し合うことなく、どうやって戦争を終わらせるつもりなのか」と指摘。一方で、トランプ氏が前日の19日、ウクライナのゼレンスキー大統領を「選挙なき独裁者」と糾弾し、「迅速に行動しなければ、国は残らないだろう」と発言したことについては触れることなく、トランプ氏は「何もテーブルから外さない有能な交渉者」と称賛するにとどめた。
バンス氏はさらに、ウクライナ戦争を巡るトランプ氏の取り組みの強化が奏功し、「3年ぶりに欧州に平和が間もなく訪れると確信している」と述べた。