戦後ウクライナへの英軍派遣、受け入れられない＝ロシア大統領府

ロシア大統領府のペスコフ報道官（写真）は２０日、スターマー英首相が戦争終結後の平和維持軍の一員としてウクライナに英軍を派遣する用意があると発言したことについて、ロシアにとっては受け入れられないとし、首相の発言を注視していると述べた。昨年６月の代表撮影。（２０２５年　ロイター）

[モスクワ ２０日 ロイター] - ロシア大統領府のペスコフ報道官は２０日、スターマー英首相が戦争終結後の平和維持軍の一員としてウクライナに英軍を派遣する用意があると発言したことについて、ロシアにとっては受け入れられないとし、首相の発言を注視していると述べた。

同報道官は、英政府の計画について、北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）加盟国の軍隊が関与することを意味し、ロシアの安全保障に影響が出るため、受け入れることはできないと述べた。

ロシアは以前からＮＡＴＯ軍がウクライナに駐留することに反対しており、ラブロフ外相は今週、たとえ軍隊がＮＡＴＯの旗を掲げていなくてもロシアの主権に対する「直接的な脅威」とみなすと述べている。

英紙テレグラフによると、スターマー首相は米国による保護を条件に３万人未満の欧州の軍人をウクライナに派遣する計画をトランプ大統領に提示する予定。