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原油先物は反落、米原油在庫増加受け

2025年02月20日(木)12時43分

 2月20日、原油先物価格は反落。米国の原油在庫の増加を示す業界リポートや、関税を巡る懸念が重しとなった。写真はメキシコのメキシコシティ にあるガソリンスタンドで12日撮影(2025 ロイター/Raquel Cunha)

Nicole Jao

[20日 ロイター] - 20日の原油先物価格は反落。米国の原油在庫の増加を示す業界リポートや、関税を巡る懸念が重しとなった。

0135GMT(日本時間午前10時35分)時点で、北海ブレント先物は0.22ドル(0.29%)安の1バレル=75.82ドル。

米WTI先物は0.30ドル(0.42%)安の71.95ドル。3月限は20日に期限を迎える。より活発に取引される4月限は0.26%安の71.84ドル。

市場筋が米国石油協会(API)の数字として明らかにしたところによると、先週の米原油在庫は334万バレル増加。ガソリン在庫は283万バレル増加し、留出油在庫は269万バレル減少したという。

一方、供給懸念から下げは限定的となった。ロシアによると、カザフスタンからの原油輸出の主要ルートであるカスピ海パイプライン・コンソーシアム(CPC)の原油フローは、ウクライナの無人機によるポンプ設備への攻撃を受け、18日に30─40%減少した。ロイターの計算によると、30%の減少は日量38万バレルの供給損失に相当する。

ロイター
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