ローマ教皇の容体安定、血液検査で「若干の改善」

　２月１９日、ローマ教皇庁（バチカン）は、肺炎で入院している教皇フランシスコ（８８、写真）の容体が安定し、直近の血液検査で、特に炎症マーカーの項目で「若干の改善」が見られたと発表した。写真はギリシャのレスボス島での代表撮影（２０２５　ロイター）

[バチカン市 １９日 ロイター] - ローマ教皇庁（バチカン）は１９日、肺炎で入院している教皇フランシスコ（８８）の容体が安定し、直近の血液検査で、特に炎症マーカーの項目で「若干の改善」が見られたと発表した。

教皇はローマのジェメッリ総合病院で治療を受けている。この日はイタリアのメローニ首相が見舞いに訪れたが、メローニ氏は教皇の意識や反応は確かで、冗談も言っていたと説明。「教皇はよく知られているユーモアのセンスを失っていない」と述べた。

バチカン当局者によると、教皇は人工呼吸器を装着しておらず、自力で呼吸が可能な状態。ベッドから起き上がることもでき、病室の椅子に座ったり、執務の一部を続けたりしているという。