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米軍の一部で年8%支出削減か、国防長官が検討=政府当局者

2025年02月20日(木)09時14分

 2月19日、米政府当局者は、ヘグセス国防長官が軍の一部で今後5年間に毎年8%の支出削減を検討しており、その一環として削減可能な予算について提案するよう求めたと明らかにした。米首都ワシントン上空から2022年3月撮影(2025年 ロイター/Joshua Roberts)

Idrees Ali Phil Stewart

[ワシントン 19日 ロイター] - 米政府当局者は19日、ヘグセス国防長官が軍の一部で今後5年間に毎年8%の支出削減を検討しており、その一環として削減可能な予算について提案するよう求めたと明らかにした。ただ、国防予算全体が縮小するかどうかは明らかではない。

当局者がロイターに説明したメモによると、ヘグセス氏は2月24日までに提案するよう要請した。

ヘグセス氏は大幅な予算削減を望んでいるわけではなく、トランプ大統領の国家安全保障上の優先事項に沿うよう予算の優先順位を見直したいと考えているようだという。

予算削減から除外されるリストがあり、米インド太平洋軍、米メキシコ国境沿いの軍事任務向け資金、ミサイル防衛、自律型兵器など多くの分野が含まれているという。

欧州、中東、アフリカ地域(EMEA)での作戦を監督する軍の司令部は除外の対象になっていない。

国防総省の予算は年間1兆ドルに近づいている。

ヘグセス氏は、米国の国境警備と中国による脅威への対応に注力する方針を表明している。

ロイター
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