トランプ氏、メキシコ湾表記巡りAP通信の取材制限継続へ
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2月18日、トランプ米大統領(写真)は、AP通信がメキシコ湾の名称を記事で使用するのをやめるまで、大統領執務室と大統領専用機での取材を制限する考えを示した。写真は米ワシントンで1月撮影(2025 ロイター/Kevin Lamarque)
[18日 ロイター] - トランプ米大統領は18日、AP通信がメキシコ湾の名称を記事で使用するのをやめるまで、大統領執務室と大統領専用機での取材を制限する考えを示した。
トランプ氏は1月の就任初日にメキシコ湾をアメリカ湾に改称する大統領令に署名した。
AP通信は編集基準を理由に、今後もメキシコ湾の名称を使い続けるとしている。
ホワイトハウスは、AP通信の決定が分裂を招き、誤情報になるとし、この1週間、複数の記者会見から同社を締め出している。
トランプ氏はフロリダ州にある私邸マールアラーゴで記者団に対し、「アメリカ湾だと同意するまで、われわれは彼らを締め出すつもりだ」と語った。
AP通信はホワイトハウスの施設への立ち入りは引き続き許可されている。
同社の広報担当者ローレン・イーストン氏は「これは、政府が国民や報道機関にどのような言葉を使うべきかを指示し、命令に従わない場合は報復するというものだ」と述べた。
ホワイトハウス記者協会は、AP通信に対するトランプ政権の行動に抗議している。