ニュース速報
ワールド

ウクライナ軍、北朝鮮の自走りゅう弾砲を撃破 東部ルガンスク州

2025年02月19日(水)13時14分

[18日 ロイター] - ウクライナ軍は18日、ウクライナ東部ルガンスク州で北朝鮮の自走りゅう弾砲を撃破したと発表した。

ウクライナ東部部隊は通信アプリ「テレグラム」に投稿した声明で、ルガンスク州で170ミリ砲を搭載した北朝鮮の自走砲M1978型を攻撃したと発表。ウクライナ戦争開始以来、「コクサン」と呼ばれる170ミリ砲がウクライナの無人機(ドローン)の攻撃を受けたのは初めてという。

軍事目標が爆破される様子を映した動画も併せて投稿し、ウクライナ戦争で同砲の使用が初めて確認されたのは2024年10月だったとした。

韓国国防省は先週、国会の委員会で、北朝鮮によるロシアへの軍事援助には長距離砲約200門と大量の弾薬が含まれたと指摘した。

ルガンスク州はロシアが22年に一方的に併合を宣言したウクライナ東・南部4州の1つ。

ウクライナや西側の軍事専門家は、ロシアのクルスク州に最大1万2000人の北朝鮮兵がロシア軍と共に派遣され、北朝鮮の軍事装備も使用されていると報告している。

ウクライナのゼレンスキー大統領は先週、ロシアがクルスク州に最大3000人の北朝鮮兵を追加派遣する可能性があると述べた。

韓国の朝鮮日報は19日、ウクライナで捕虜となった北朝鮮兵2人のインタビューを伝えた。それによると、北朝鮮の治安当局はクルスク州の北朝鮮軍を監視・統制しており、韓国軍がドローンを飛ばして攻撃していると伝えているという。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国副首相が米財務長官と会談、対中関税に懸念 対話

ビジネス

アングル:債券市場に安心感、QT減速観測と財務長官

ビジネス

米中古住宅販売、1月は4.9%減の408万戸 4カ

ワールド

米・ウクライナ、鉱物協定巡り協議継続か 米高官は署
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 4
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 5
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 6
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 7
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 8
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 9
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 10
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ...犠牲者急増で、増援部隊が到着予定と発言
  • 4
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 9
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 10
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 9
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 10
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中