豪ウッドサイド、ルイジアナLNGでJERAとも交渉中=関係筋
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2月18日、豪石油・ガス大手ウッドサイド・エナジーが米ルイジアナ州にある液化天然ガス(LNG)プラントの権益を巡り、東京ガス、日本のJERA(東京・中央)、サウジアラムコが支援するミッドオーシャン・エナジーを含む買い手候補数社と交渉を行っていることが分かった。写真はJERAのロゴ。都内で2017年7月撮影(2025 ロイター/Issei Kato)
Marwa Rashad Emily Chow Curtis Williams David French
[ロンドン/シンガポール/ヒューストン/ニューヨーク 18日 ロイター] - 豪石油・ガス大手ウッドサイド・エナジーが米ルイジアナ州にある液化天然ガス(LNG)プラントの権益を巡り、東京ガス、日本のJERA(東京・中央)、サウジアラムコが支援するミッドオーシャン・エナジーを含む買い手候補数社と交渉を行っていることが分かった。複数の関係筋がロイターに明らかにした。
ロイターは以前、東京ガスが権益取得に向け交渉を行っていると報じたが、他の買い手候補との交渉はこれまで報じられていない。
関係筋の1人によると、米国のパイプライン運営会社ウィリアムズ・カンパニーズもウッドサイドと協議した。
東京ガス、JERA、ミッドオーシャン・エナジー、サウジアラムコはコメントを避けた。ウィリアムズ・カンパニーズからはコメントを得られていない。
ウッドサイドは近く決断を下す見通しで、建設費約160億ドルと見込まれるLNG輸出プロジェクトの第1段階の権益50%の売却を目指す中、複数の買収提案を受け入れる可能性を示唆している。
プロジェクトは4段階に分けて建設され、第1段階では年間1100万トンのLNGを生産する予定。ウッドサイドによると、完成すれば年産2760万トンになる。
ウッドサイドはロイターに対し、交渉への言及を避けつつ、プロジェクトは予定通り進んでおり、優良なパートナー候補から強い関心が寄せられているとする以前のコメントを参照するよう求めた。