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NATO加盟できなければ軍増強へ、米の支援必要=ゼレンスキー氏

2025年02月13日(木)08時20分

2月12日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、北大西洋条約機構(NATO)に加盟できなかった場合の「プランB」として、ロシアと同規模の軍隊を編成するために米国の支援が必要になるという認識を示した。7日、キーウ(キエフ)で撮影(2025年 ロイター/Valentyn Ogirenko)

[キーウ 12日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は、北大西洋条約機構(NATO)に加盟できなかった場合の「プランB」として、ロシアと同規模の軍隊を編成するために米国の支援が必要になるという認識を示した。

ウクライナは停戦または和平協定が成立した後にロシアによる新たな侵攻を防ぐにはNATOに加盟することが最も低コストで強力な方法だとしている。

ゼレンスキー氏は12日に公開された英経済誌エコノミストのインタビューで、「NATOに加盟しなければ、ウクライナは自国の領土にNATOを構築することになる。そのため、現在のロシア軍と同規模の軍隊が必要だ」と指摘。

「これには武器と資金が必要で、われわれはそれを米国に求めるだろう」と語り、これがプランBになると説明した。

ウクライナのNATO加盟には米国を含む複数の国が反対している。

ヘグセス米国防長官は12日、ウクライナのNATO加盟がロシアによる戦争の解決策の一部になるとは考えていないと述べた。

ゼレンスキー氏とウクライナ政府高官らは今週、ミュンヘン安全保障会議の合間にトランプ政権当局者と戦争について協議する見通しだ。

ロイター
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