ウクライナ、ロシア管理下の南部原発周辺に無人機攻撃

［モスクワ　１２日　ロイター］ - ウクライナ軍は１２日、南部のロシア管理下にあるザポロジェ原子力発電所近くのエネルゴダールをドローン（無人機）で攻撃した。地元当局者が明らかにした。ザポロジェ原発の管理部門は放射線量などで異常は検知していないとしている。

ロシアが任命した地元当局者は、ドローンがザポロジェ原発の原子炉の一つから約３００メートルの地点にある駐車場に落下したとテレグラムで述べた。

ザポロジェ原発の６基の原子炉は事故防止のため全て「冷温停止」状態にある。国際原子力機関（ＩＡＥＡ）のグロッシ事務局長は先週、同原発への攻撃が増加していると指摘した。ただ攻撃がウクライナ、ロシアのどちらによるものかはドローンの破片を調査しても特定できないとした。