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ブラジルインフレ率、今年は緩和も6月まで目標超えへ=財務相

2025年02月07日(金)10時46分

2月6日、ブラジルのアダジ財務相は、中央銀行が金融政策を引き締めていることから今年のインフレ率は「ポジティブなサプライズ」になるとの予想を示した。1月29日、ブラジリアで撮影(2025年 ロイター/Adriano Machado)

[サンパウロ 6日 ロイター] - ブラジルのアダジ財務相は、中央銀行が金融政策を引き締めていることから今年のインフレ率は「ポジティブなサプライズ」になるとの予想を示した。ただ6月までは4.5%を上回る見込みと認めた。

5日に放映されたテレビインタビューで、今年は豊作が見込まれていることと、通貨レアルの対ドル相場が昨年12月に付けた史上最安値から値を戻していることがインフレ抑制につながると語った。

中銀による週間の民間エコノミスト調査では、2025年末時点のインフレ率は5.51%と予想され、中銀目標の1.5─4.5%の上限を上回るとみられている。

アダジ氏はインフレ率について、「国内総生産(GDP)と同様、市場期待と比較してポジティブなサプライズがあるかもしれない」と述べた。

ただ、おそらく6月まで4.5%を上回るだろうと認めた。

また、それは金融引き締めの効果が遅れて現れるためとした上で、物価が下がり始めれば多くの金融市場関係者の見方より「はるかに速い」反応になるだろうと述べた。

ロイター
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