米旅客機と衝突のヘリ、安全支援システム切って運航=上院商業委員長
2月6日、米上院商業委員会のクルーズ委員長(共和党)は記者団に対し、米首都ワシントン近郊のレーガン・ナショナル空港近くでアメリカン航空の旅客機と空中衝突した米軍ヘリコプター「ブラックホーク」が安全運航支援システムの放送型自動従属監視(ADS─B)を切っていたことを明らかにした。4日、空港近辺で撮影(2025年 ロイター/Eduardo Munoz)
David Shepardson
[ワシントン 6日 ロイター] - 米上院商業委員会のクルーズ委員長(共和党)は記者団に対し、米首都ワシントン近郊のレーガン・ナショナル空港近くでアメリカン航空の旅客機と空中衝突した米軍ヘリコプター「ブラックホーク」が安全運航支援システムの放送型自動従属監視(ADS─B)を切っていたことを明らかにした。クルーズ氏は米運輸安全委員会(NTSB)と連邦航空局(FAA)のブリーフィングを受けた後に「これは訓練任務であり、ADS─Bを切っておく国家安全保障上のやむを得ない理由はない」と語った。
この事故ではポトマック川に墜落した両機の乗客乗員67人全員が犠牲となり、米国では過去20年超で最悪の航空事故となった。NTSBはこれまでに、ヘリコプターが飛んでいた高度は運航ルートで許容される最大高度を100フィート(約30メートル)超えていたことを明らかにしている。
ADS─Bは航空機の位置を追跡する高度な監視技術で、クルーズ氏によるとヘリコプターには位置などの飛行データを航空交通管制に伝えるトランスポンダーを備えているためレーダーには映るものの、ADS─Bの方がはるかに正確だと指摘した。
上院商業委員会の民主党トップ、マリア・カントウェル議員は先週、ヘリコプターがADS─Bを切った状態で飛行することをFAAがなぜ2018年以降に認めているのかと疑問を呈していた。
クルーズ氏はFAAに対し、他の混雑する空港付近についてもヘリコプターの運航ルートを見直すように求めたとも表明した。
事故を受け、FAAは少なくとも今月下旬までレーガン空港周辺のヘリコプター飛行を大幅に制限しており、空港の滑走路のうち比較的使用頻度が少ない2本は閉鎖されている。FAAの勧告により、警察や医療、大統領関連のヘリコプターが空域を使用しなければならない場合、民間機が同じ空域を飛ぶことは禁止されている。
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