ニュース速報
ワールド

米司法省、トランプ政権に協力しない弁護士解雇も 新長官が表明

2025年02月06日(木)17時11分

U.S. President Donald Trump and U.S. Attorney General Pam Bondi poses on the day of her swearing in ceremony, at the White House in Washington, U.S., February 5, 2025. REUTERS/Kent Nishimura

Andrew Goudsward Sarah N. Lynch

[ワシントン 5日 ロイター] - ボンディ米司法長官は就任初日の5日、同省の弁護士がトランプ政権のために法的主張を展開することを拒否した場合、解雇の対象となる可能性があると表明した。

「準備書面への署名を拒否したり、トランプ政権のために誠意ある主張を展開することを拒否する司法省の弁護士、また司法省の任務を遅らせたり、妨げたりする司法省の弁護士は、懲戒処分の対象となり、解雇される可能性がある」としている。

司法省ではトランプ大統領に任命された高官が、同省弁護士の解雇や配置転換を進めており、トランプ氏が進める強硬な移民政策を推進する体制を整えている。

ボンディ長官はトランプ氏に対する刑事・民事訴訟を検証する「(司法の)武器化作業部会」も設置する。2021年1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件に関与したトランプ氏支持者の訴追などについても検証する方針だ。

また、トランプ氏の側近らに対する起訴の根拠になった外国代理人登録法などの執行を縮小することも指示。今後は「より伝統的なスパイ行為」のみを刑事事件の対象とし、民事執行を重視していく方針を示した。

ボンディ氏はトランプ氏に最も忠実な側近の1人。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

英国民のインフレ期待、1月は低下=シティ・ユーガブ

ビジネス

英建設業PMI、1月は1年ぶり50割れ 住宅部門の

ビジネス

日産、ホンダとの統合白紙に 新たな協業相手を模索=

ビジネス

仏ペルノ・リカール、売上高予想を下方修正 中国の関
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 2
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギー不足を補う「ある食品」で賢い選択を
  • 3
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 4
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    戦場に響き渡る叫び声...「尋問映像」で話題の北朝鮮…
  • 7
    「僕は飛行機を遅らせた...」離陸直前に翼の部品が外…
  • 8
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 9
    マイクロプラスチックが「脳の血流」を長期間にわた…
  • 10
    【USAID】トランプ=マスクが援助を凍結した国々のリ…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 5
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 6
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 7
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギ…
  • 8
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 9
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 10
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中