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米との関税協議、1カ月は十分過ぎる猶予=メキシコ経済相

2025年02月05日(水)10時48分

メキシコのエブラルド経済相は2月4日、トランプ米大統領が同国からの輸入品に対する25%の関税賦課を表明していることについて、実施が延期される1カ月間は両国が発動回避に向けた合意に至るのに十分過ぎる猶予との見方を示した。3日、メキシコ市で撮影(2025年 ロイター/Raquel Cunha)

Kylie Madry

[メキシコ市 4日 ロイター] - メキシコのエブラルド経済相は4日、トランプ米大統領が同国からの輸入品に対する25%の関税賦課を表明していることについて、実施が延期される1カ月間は両国が発動回避に向けた合意に至るのに十分過ぎる猶予との見方を示した。

トランプ氏は3日、合成麻薬や不法移民の取り締まりでメキシコの合意が得られたとして、関税実行を1カ月延期した。

エブラルド氏は与党議員との会合後に記者団に対し、メキシコのシェインバウム大統領がトランプ氏と電話会談し、関税の撤回を説得したと説明。「大きな政治的成功」だったと強調し、「これらの件で合意に至る上で、この1カ月は十分過ぎる期間だ」と述べた。

また、両国の交渉は「あちらが既に関税を発動していた場合ほど一方的な状況ではない」と指摘した。

ロイター
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