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米・フィリピン軍、南シナ海上空で合同哨戒演習 中国反発

2025年02月04日(火)18時37分

[マニラ 4日 ロイター] - フィリピン空軍の報道官は、フィリピンと米国の空軍が4日、南シナ海上空で合同パトロール演習を行ったと発表した。

フィリピン空軍のマリア・コンスエロ・カスティーリョ報道官によると、演習は1日間で、フィリピンのFA─50戦闘機3機と米国のB1─B爆撃機2機が参加。フィリピンと中国が領有権を争う南シナ海のスカボロー礁上空の飛行も含まれる。

報道官は「これは特定の問題とは無関係で、通常の訓練の一環だ」とメディアブリーフィングで語った。

演習に反発した中国空軍もスカボロー礁上空で「定期パトロール」を行った。

南シナ海での領有権を巡る中国との緊張の高まりを背景に、フィリピンと米国は安全保障上の関係を深めている。

また、フィリピン海軍はブリーフィングで、同国の領海内にいる中国海軍の艦船3隻を「注意深く監視している」とした。

中国軍は4日の声明で、フィリピンが外国勢力の組織する共同パトロールに参加し「南シナ海の平和と安定を損なっている」と表明。

「(中国の空軍部隊は)高度な警戒態勢を維持し、中国の領土主権と海洋権益を断固として守る。南シナ海に混乱を招くいかなる軍事活動も統制する」と述べた。

ロイター
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