ニュース速報
ワールド

OPECプラス、4月以降も現行の生産計画維持で一致

2025年02月04日(火)03時22分

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」は3日、合同閣僚監視委員会(JMMC)で、有志の8カ国による自主減産について、4月からの段階的な減産幅縮小方針を堅持することで合意した。2024年11月撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)

[ロンドン 3日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」は3日、合同閣僚監視委員会(JMMC)で、有志の8カ国による自主減産について、4月からの段階的な減産幅縮小方針を堅持することで合意した。また、生産量と供給協定の順守状況を監視する際に使用する二次情報源から、米エネルギー情報局(EIA)を除外するとした。

トランプ米大統領は1月の就任以降、OPECに対し、原油価格の引き下げを要請すると表明している。

ロシアのノバク副首相は、JMMCがトランプ大統領の増産要請を巡って議論を行い、4月1日からの生産は従来方針に沿って行うと表明した。

また「OPECプラス」は声明で、二次情報源と呼ばれるコンサルタントやその他の企業のリストも変更することを確認。OPEC事務局による徹底的な分析の結果、二次情報源の一部として、エネルギー調査会社リスタッド・エナジーとEIAを、データ会社Kpler、OilX、ESAIに変更した。

OPECプラスは2022年以降に合意した一連の措置により、世界需要の約5.7%に相当する日量586万バレルの減産を実施しており、昨年12月には増産を25年第1・四半期まで延期した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、対メキシコ関税の延期受け

ワールド

トランプ氏の顧問、教育省の解体計画を検討=報道

ワールド

米にレアアース供給を、トランプ氏がウクライナに 支

ワールド

トランプ氏、中国国家主席と数日中に会談と報道官 関
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我との違い、危険なケースの見分け方とは?
  • 4
    メーガン妃からキャサリン妃への「同情発言」が話題…
  • 5
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 6
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」…
  • 7
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 8
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 9
    脳のパフォーマンスが「最高状態」になる室温とは?…
  • 10
    「103万円の壁」見直しではなく「壁なし税制」を...…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 4
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 5
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 6
    DeepSeekショックでNVIDIA転落...GPU市場の行方は? …
  • 7
    緑茶が「脳の健康」を守る可能性【最新研究】
  • 8
    血まみれで倒れ伏す北朝鮮兵...「9時間に及ぶ激闘」…
  • 9
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 10
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 9
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 10
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中