ニュース速報
ワールド

米政権、FBI職員に担当した捜査の報告要求 議会襲撃事件など

2025年02月03日(月)12時37分

 2021年の米連邦議会議事堂襲撃事件に関連した各種刑事事件を巡り、連邦捜査局(FBI)職員は2日、自身が関わった可能性のある捜査全てを対象とした詳細な質問リストに回答するよう命じられた。写真は議会を襲撃するトランプ大統領の支持者ら。21年1月撮影(2025年 ロイター/Leah Millis)

Sarah N. Lynch

[ワシントン 2日 ロイター] - 2021年の米連邦議会議事堂襲撃事件に関連した各種刑事事件を巡り、連邦捜査局(FBI)職員は2日、自身が関わった可能性のある捜査全てを対象とした詳細な質問リストに回答するよう命じられた。職員の間では新たな解雇の波が押し寄せるとの懸念が広がっている。ロイターは週末、FBI本部の刑事捜査部門の幹部が電子メールで職員に送信した質問リストを確認した。各自の役職や襲撃事件捜査で果たした役割、捜査指揮に協力したかどうかを3日の東部標準時午後3時(2000GMT)までに回答するよう指示している。これに先立つ1月31日に本部の上級職員8人とマイアミとワシントンの幹部を解雇したエミル・ボーブ司法副長官代理は、FBIに対し2月4日の東部標準時正午(1700GMT)までに襲撃事件捜査に関わった職員の全リストを提出するよう要求していた。ボーブ司法副長官代理は併せて、パレスチナ自治区ガザの武力衝突を巡るイスラム組織ハマス指導層の刑事事件捜査に関わった職員のリストも提出するようFBIに求めた。ロイターが確認したFBI職員協会(FBIAA)のメールでは、何人かの職員は自分が次の解雇対象になりかねないとの懸念から1月31日に職場の卓上整理を始めた。FBIニューヨーク支局を統括する幹部の1人は「今日、われわれ自らが戦いの真っ只中にいる。善良な人達がFBIから追い出され、法律とFBIの方針に従って職務を遂行したために標的にされている人達もいる」とメールに書いていた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

インド製造業PMI、1月は半年ぶり高水準 予想やや

ワールド

米国際開発局の閉鎖に着手、マスク氏「修復不能」 効

ビジネス

再送トランプ関税に市場動揺、「潜在的影響をまだ完全

ビジネス

政府・日銀目標の基調的物価上昇率、ようやく2%に近
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ革命
特集:トランプ革命
2025年2月 4日号(1/28発売)

大統領令で前政権の政策を次々覆すトランプの「常識の革命」で世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 5
    メーガン妃からキャサリン妃への「同情発言」が話題…
  • 6
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 7
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 8
    トランプ「関税戦争」を受け、大量の「金塊」がロン…
  • 9
    マイクロプラスチックが「脳の血流」を長期間にわた…
  • 10
    思いつきのアドリブに前言撤回...トランプ大統領、就…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 4
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 5
    緑茶が「脳の健康」を守る可能性【最新研究】
  • 6
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 7
    DeepSeekショックでNVIDIA転落...GPU市場の行方は? …
  • 8
    血まみれで倒れ伏す北朝鮮兵...「9時間に及ぶ激闘」…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 9
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
  • 10
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中