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エジプト大統領、トランプ氏とガザ停戦合意の強化で合意

2025年02月03日(月)09時35分

2月1日、 エジプトのシシ大統領(写真)はトランプ米大統領と電話会談し、イスラエルとイスラム組織ハマスとの停戦合意を確固たるものにする必要があるとの認識で一致したと発表した。ロシア・カザンで2024年10月代表撮影(2025年 ロイター)

[カイロ 1日 ロイター] - エジプトのシシ大統領は1日、トランプ米大統領と電話会談し、イスラエルとイスラム組織ハマスとの停戦合意を確固たるものにする必要があるとの認識で一致したと発表した。ただ両首脳が、トランプ氏がエジプトとヨルダンに対してパレスチナ自治区ガザの住民の受け入れを要請したことについて協議したかどうかは明らかではない。

ホワイトハウスの声明によると、トランプ氏とシシ氏は「ガザからの人質解放にエジプトが果たす重要な役割」について話し合い、トランプ氏がこの地域に平和をもたらすとシシ氏は確信していると表明した。

エジプト政府は、両首脳がイスラエルとハマスの停戦合意の第1フェーズと第2フェーズを完了させることの重要性や、ガザへの人道支援を手配する必要性を強調するなど、前向きな話し合いを行ったと説明した。

ホワイトハウスの声明は停戦合意には言及していない。

両国政府の声明はいずれも、エジプトとヨルダンはパレスチナの住民を受け入れるべきだとするトランプ氏の主張について両首脳が協議したかどうかには触れなかった。

シシ氏は、中東における問題について協議するためトランプ氏との首脳会談をエジプトで可能な限り早い時期に開きたいとの意向をトランプ氏に伝えたと語った。両首脳は両国の経済・投資面での結び付きを強化する必要性についても話し合ったという。

ロイター
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