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カナダ、米国に25%の報復関税 メキシコも対抗措置へ

2025年02月02日(日)12時03分

カナダのトルドー首相は1日、米国の関税措置に対抗して1550億カナダドル(約1065億米ドル)相当の米国製品に25%の関税を課すと表明した。写真は会見するトルドー首相。2月1日、オタワで撮影(2025年 ロイター/Patrick Doyle)

[オタワ 1日 ロイター] - カナダのトルドー首相は1日、米国の関税措置に対抗して1550億カナダドル(約1065億米ドル)相当の米国製品に25%の関税を課すと表明した。

トルドー首相は記者会見で、300億カナダドル相当の関税は4日から、1250億カナダドル相当の関税は21日後に発効する予定だと説明した。国民にカナダ製品を購入し、休暇は米国ではなくカナダ国内で過ごすよう呼びかけた。非関税措置を検討していることも明らかにした。

トランプ米政権はこの日、カナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を課す大統領に署名した。[L6N3OS032]カナダからのエネルギー製品については10%の関税を課す。

トルドー首相の会見に先立ち、メキシコのシェインバウム大統領はXに投稿。関税および非関税の対抗措置を講じるよう経済相に指示したと明らかにした。対抗措置は自国の利益を守るためとした上で、米国との対決ではなく協調と対話を求めていると強調した。

ロイター
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