〔アングル〕カナダ・メキシコ産石油に関税、米消費者の負担増必至
トランプ米大統領は1日、カナダとメキシコから輸入する石油に関税をかけることを決定した。米国の消費者にとってガソリンの値段が上がることは必至と見られている。写真は昨年11月、米ミシガン州のガソリンスタンドで撮影(2025年 ロイター/Carlos Osorio)
Shariq Khan
[ニューヨーク 1日 ロイター] - トランプ米大統領は1日、カナダとメキシコから輸入する石油に関税をかけることを決定した。アナリストや燃料トレーダーらは、米国の消費者にとってガソリンの値段が上がることは必至との見方を示している。
これはトランプ氏の貿易保護政策が両刃の剣であることを反映している。国内ビジネスを強化し、不法移民や麻薬密輸を抑制するよう米国の近隣諸国に圧力をかけることを目的としているが、インフレに取り組むという公約とは逆行する。
米国は日量約400万バレルのカナダ産石油を輸入。メキシコ産石油も日量45万バレル以上を輸入している。
これらの輸入品に対する関税はガソリンのような完成燃料の製造コストの上昇を意味し、その多くが米消費者に転嫁される可能性が高い。
ガスバディのアナリスト、パトリック・デ・ハーン氏はソーシャルメディアに「石油と精製品が免除されなければ、燃料価格は顕著に上昇するだろう」と投稿。ロイターの電話インタビューに対し、消費者への打撃は関税が長引けば長引くほど悪化すると語った。
米燃料石油化学製造者協会(AFPM)は1日、消費者が影響を感じ始める前に関税が撤廃されることを願っていると表明した。
当局者によると、カナダからのエネルギー製品に対する関税率は10%とするが、メキシコからのエネルギー輸入には25%の関税を課す。トランプ大統領は当初、カナダとメキシコからの全商品に25%の関税をかける予定だったが、エネルギー価格への影響を緩和するため、カナダの石油関税を引き下げたという。
燃料卸売市場に携わる企業は、追加コストを消費者に転嫁せざるを得ないとしている。
カンザス州を拠点とするオアシス・エナジーのエネルギーディレクター、アレックス・ライアン氏は、「私たちは今、手探りの状況にある」と語る。コスト上昇の見積もりについて、精製業者からのフィードバックを待っているところだとし「どのようなコストであれ、最終的には消費者の元に行くのであり、われわれにはどうすることもできない」と語った。
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