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豪首相の支持率急落、総選挙は野党勝利予想が優勢

2025年01月28日(火)12時02分

 1月28日、豪紙オーストラリアンが27日報じた調査会社ニューズポールの世論調査によると、アルバニージー首相(写真)は支持率が急落して2022年の総選挙以来最低となり、次回総選挙へ向けた政党ごとの調査でも自由党・国民党の野党保守連合の支持率が初めて与党・労働党を上回った。写真はラオスのビエンチャンで昨年10月撮影(2025 ロイター/Athit Perawongmetha)

[シドニー 28日 ロイター] - 豪紙オーストラリアンが27日報じた調査会社ニューズポールの世論調査によると、アルバニージー首相は支持率が急落して2022年の総選挙以来最低となり、次回総選挙へ向けた政党ごとの調査でも自由党・国民党の野党保守連合の支持率が初めて与党・労働党を上回った。

アルバニージー氏は実績について「満足」から「不満足」を引いた純評価が6ポイント低下のマイナス20と首相就任以降で最も低くなり、野党連合を率いるダットン自由党党首を下回った。首相として望ましい人物についての指数はアルバニージー氏が1ポイント低下の44%だったのに対して、ダットン氏は3ポイント上昇の41%だった。

野党連合と与党のどちらに投票するかを問う調査の支持率は、昨年12月の調査では50対50の同率だったが、今回は野党が51となり与党の49を超えた。オーストラリアは5月までに総選挙が行われる見通し。

アルバニージー政権は生活費上昇への対応や雇用の拡大に向けてさまざまな政策を打ち出しているが、支持率の改善に苦戦しており、今回の調査結果は打撃となりそうだ。

ロイター
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