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マスク氏、独極右政党イベントでビデオ演説 支持を改めて表明

2025年01月27日(月)07時48分

1月25日、独東部ハレで極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が開いた選挙イベントに米実業家イーロン・マスク氏がビデオ中継を通じてサプライズで登場し、同党への支持を改めて表明した。写真はスクリーンに登場したマスク氏と壇上のワイデル党首。独ハレで撮影(2025年 ロイター/Karina Hessland)

Emma-Victoria Farr

[フランクフルト 25日 ロイター] - 独東部ハレで25日、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が開いた選挙イベントに米実業家イーロン・マスク氏がビデオ中継を通じてサプライズで登場し、同党への支持を改めて表明した。

マスク氏はワイデル党首と共に4500人を前に演説し、「ドイツの文化、ドイツの価値観に誇りを持つことは良いことであり、全てを希薄にするある種の多文化主義の中でそれを失ってはならない」と述べた。

マスク氏を巡っては、トランプ米大統領就任初日の20日に行われた祝賀集会で見せたジェスチャーがナチス・ドイツの敬礼に似ているとインターネットで物議を醸した。

25日の演説ではナチス時代を念頭に「子どもたちは、曾祖父母はもちろん、両親の罪を背負うべきではない」と指摘。「過去の罪の意識に焦点が当たり過ぎている。われわれはそれを乗り越える必要がある」と話した。

「私はAfDにとてもワクワクしている。あなたたちは本当にドイツにとって最高の希望だと思う。ドイツの素晴らしい未来のために闘ってほしい」とも語った。

一方、同日にはベルリンのブランデンブルク門周辺に約10万人、ケルンに最大2万人が集まり、反極右キャンペーンを行った。

ロイター
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