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韓国検察が尹大統領を起訴、戒厳令巡る内乱首謀罪で 現職初

2025年01月27日(月)07時27分

 1月26日 韓国の検察当局は26日、尹錫悦大統領を内乱を首謀した罪で起訴した。聯合ニュースが報じた。写真は1月23日、ソウルの憲法裁判所で撮影(2025年 代表撮影)

Hyunsu Yim Josh Smith

[ソウル 26日 ロイター] - 韓国検察当局は26日、尹錫悦大統領が昨年12月に発令した「非常戒厳」を巡り、同氏を内乱首謀罪で起訴した。弁護団と最大野党「共に民主党」が明らかにした。

韓国で現職の大統領が起訴されるのは初めて。有罪判決が下れば数年の禁錮刑に処される可能性がある。

検察はコメントの要請に応じていない。

尹氏は15日に高官犯罪捜査庁(高捜庁)に拘束され、その後正式に逮捕された。高捜庁は先週、内乱首謀や職権乱用などの罪で尹氏を起訴するよう求めていた。

尹氏の弁護団は起訴を受け、検察が「最悪の選択」をしたと批判し、「大統領の非常戒厳宣布は、制御不能に陥る野党が引き起こした国家危機を巡る国民への必死の訴えだった」と述べた。

共に民主党の報道官は記者会見で、検察が尹氏を起訴することを決定したとし、「内乱首謀者に対する処罰がようやく始まる」として歓迎した。

起訴を受け、刑事裁判と憲法裁での弾劾審判が並行して進められる見通しとなった。

弾劾審判の先週の審理で弁護団は、尹氏には非常戒厳を全面的に導入する意図はなく、政治的行き詰まりを打破するための警告だったと主張した。

ロイター
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