ニュース速報
ワールド

ブラジルCOP30議長、米のパリ協定再離脱の影響懸念

2025年01月22日(水)15時42分

 1月22日 ブラジルで今年開かれる国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)の議長に任命されたアンドレ・コヘアドラゴ氏(写真)は21日、トランプ米大統領が就任初日の20日に気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」からの再離脱を決定したことが協議に大きな影響を及ぼすとの認識を示した。写真は2024年11月、アゼルバイジャンの首都バクーで撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)

Lisandra Paraguassu

[ブラジリア 21日 ロイター] - ブラジルで今年開かれる国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)の議長に任命されたアンドレ・コヘアドラゴ氏は21日、トランプ米大統領が就任初日の20日に気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」からの再離脱を決定したことが協議に大きな影響を及ぼすとの認識を示した。

コヘアドラゴ氏は議長就任会見で「トランプ大統領の発表はまだ分析中だが、COP30の準備に大きな影響を与えることは間違いない」と述べた。

ただパリ協定再離脱でも米国とは「なお多くの対話の道がある」と述べ、米国は気候政策に関する国際会合のメンバーであるとした。

コヘアドラゴ氏は気候関連外交や持続可能な開発に長く携わり、11─13年および23年以降、国際気候サミットのブラジル交渉官を務めている。

COP30はブラジル北部のアマゾン地域のベレンで11月に開催される。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

インドネシア、iPhone16販売禁止解除で合意間

ビジネス

グーグル、「クロード」のアンソロピックに10億ドル

ビジネス

ECB利下げ支持、今後2会合で─蘭中銀総裁=ブルー

ビジネス

英財政赤字、12月は市場予想以上に膨らむ 利払い費
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの頭の中
特集:トランプの頭の中
2025年1月28日号(1/21発売)

いよいよ始まる第2次トランプ政権。再任大統領の行動原理と世界観を知る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 2
    被害の全容が見通せない、LAの山火事...見渡す限りの焼け野原
  • 3
    「バイデン...寝てる?」トランプ就任式で「スリーピー・ジョー」が居眠りか...動画で検証
  • 4
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
  • 5
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 6
    大統領令とは何か? 覆されることはあるのか、何で…
  • 7
    電子レンジは「バクテリアの温床」...どう掃除すれば…
  • 8
    世界第3位の経済大国...「前年比0.2%減」マイナス経…
  • 9
    欧州だけでも「十分足りる」...トランプがウクライナ…
  • 10
    「敵対国」で高まるトランプ人気...まさかの国で「世…
  • 1
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 2
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性客が「気味が悪い」...男性の反撃に「完璧な対処」の声
  • 3
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 4
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 5
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 6
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 7
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 8
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 9
    被害の全容が見通せない、LAの山火事...見渡す限りの…
  • 10
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 6
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 10
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中