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トランプ米大統領、LNG輸出審査再開へ 気候変動対策後退

2025年01月21日(火)14時17分

トランプ米大統領は20日、新たな液化天然ガス(LNG)プロジェクトの輸出許可申請の処理を再開する命令を発出した(2025年 ロイター/Carlos Barria)

Timothy Gardner

[ワシントン 20日 ロイター] - トランプ米大統領は20日、新たな液化天然ガス(LNG)プロジェクトの輸出許可申請の処理を再開する命令を発出した。エネルギー生産の拡大を目指す。バイデン前政権の気候変動対策は後退することになる。

バイデン前大統領は2024年初頭、LNG輸出産業の環境への影響を調査することを理由に、新規プロジェクトの許可を一時停止した。

米国は、23年のLNG出荷量が過去最高を記録し、LNGの世界最大の輸出国となった。エネルギー省の発表によると、LNG輸出量は20年代末までに倍増する見込みだが、新規輸出許可の一時停止はアジアや欧州に供給する多数のプロジェクトに不確実性をもたらしていた。

大統領令発出を受け、トランプ大統領のエネルギーチームは、米国の石油・ガス生産量を増加させるという公約の実行を担うことになる。

トランプ氏がエネルギー長官に指名したクリス・ライト氏は先週、上院エネルギー委員会の指名承認公聴会で、LNGや原子力発電を含む国内エネルギー生産の拡大が最優先課題だと語っていた。

ロイター
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