ニュース速報
ワールド

パキスタンのカーン元首相、土地巡る汚職で14年の禁固刑

2025年01月17日(金)19時12分

 パキスタンの裁判所は17日、土地を巡る汚職事件でカーン元首相に禁固14年の判決を下した。カーンの妻も有罪となり、7年の禁固刑が言い渡された。ラホールで2023年3月撮影(2025年 ロイター/Akhtar Soomro)

[イスラマバード 17日 ロイター] - パキスタンの裁判所は17日、土地を巡る汚職事件でカーン元首相に禁固14年の判決を下した。カーンの妻も有罪となり、7年の禁固刑が言い渡された。

タラール法務相は記者団に、カーン氏の政党、パキスタン正義運動(PTI)は高裁に控訴することが可能であり、カーン氏は大統領に恩赦の請願もできると述べた。

カーン氏の側近は、党が高裁で判決に異議を唱えるだろうと話した。

カーン氏は2018─22年の首相在任中、不動産開発業者から不正な利益と引き換えに土地を受け取った罪で起訴されていた。

検察によると、カーン氏夫妻は非政府福祉団体を利用して、不動産開発業者からイスラマバード近郊の24ヘクタールの土地と、自宅の近くに別の大規模な土地を得ていたという。

夫妻は無罪を主張していた。PTIは、この土地が個人的な利益のためではなく、カーン氏が設立した精神的・教育的機関のためのものだったと主張している。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

24年の中国成長率5%、「ポジティブなサプライズ」

ワールド

EU、マスク氏所有のXの調査強化発表 トランプ米政

ビジネス

25年の英経済成長率1.6%の見通し、G7で3番目

ビジネス

IMF、25年の世界成長3.3%に引き上げ 米経済
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 2
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲うウクライナの猛攻シーン 「ATACMSを使用」と情報筋
  • 3
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ?(ショベルカー・サイドビジネス・シーサイドホテル・オーバースペック)
  • 4
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 5
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 6
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 7
    「ウクライナに残りたい...」捕虜となった北朝鮮兵が…
  • 8
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 9
    雪の中、服を脱ぎ捨て、丸見えに...ブラジルの歌姫、…
  • 10
    内幕を知ってゾッとする...中国で「60円朝食」が流行…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「最初の90分」...快眠の「7つのコツ」とは?
  • 4
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 5
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 8
    大麻は脳にどのような影響を及ぼすのか...? 高濃度の…
  • 9
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 10
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中