ニュース速報
ワールド

メキシコ中銀、利下げ幅拡大も インフレ緩和受け=議事要旨

2025年01月10日(金)09時13分

メキシコ中央銀行が1月9日公表した12月の金融政策決定会合議事要旨で、中銀がインフレ緩和に伴い今後の会合で政策金利の引き下げ幅を拡大する可能性があることが分かった。2024年4月、メキシコ市で撮影(2025年 ロイター/Henry Romero)

Brendan O'Boyle

[メキシコ市 9日 ロイター] - メキシコ中央銀行が9日公表した12月の金融政策決定会合議事要旨で、中銀がインフレ緩和に伴い今後の会合で政策金利の引き下げ幅を拡大する可能性があることが分かった。

先月の会合では、政策金利を全会一致で25ベーシスポイント(bp)引き下げ、10.00%とした。

議事要旨は「ディスインフレの進展を踏まえ、慎重な姿勢は維持しつつも、一部の会合ではより大幅な金利の下方調整が検討される可能性がある」と指摘した。

12月会合では、理事会メンバー5人のうち3人が25bpを超える大幅利下げの議論を支持した。

政策金利は2023年に過去最高の11.25%を記録したが、中銀はインフレ緩和を受けて昨年3月に利下げサイクルを開始し、これまで25bpの利下げを5回実施した。

アクティンバー・リサーチは議事要旨について、「利下げペースにはばらつきがあるものの、次回会合での利下げ継続では一致していることを示している」と指摘した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

再送-ウクライナ軍、ドネツクのスーパーを攻撃 2人

ビジネス

中国、景気支援に向け十分な財政余地=財政次官

ビジネス

台湾半導体に技術的優位性、トランプ関税の影響軽微=

ワールド

韓国大統領警護責任者が辞表、大統領代行が受理
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国の宇宙軍拡
特集:中国の宇宙軍拡
2025年1月14日号(1/ 7発売)

軍事・民間で宇宙覇権を狙う習近平政権。その静かな第一歩が南米チリから始まった

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分からなくなったペットの姿にネット爆笑【2024年の衝撃記事 5選】
  • 2
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」
  • 3
    ロシア兵を「射殺」...相次ぐ北朝鮮兵の誤射 退却も阻まれ「弾除け」たちの不満が爆発か
  • 4
    装甲車がロシア兵を轢く決定的瞬間...戦場での衝撃映…
  • 5
    トランプさん、グリーンランドは地図ほど大きくない…
  • 6
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 7
    古代エジプト人の愛した「媚薬」の正体
  • 8
    仮想通貨が「人類の繁栄と自由のカギ」だというペテ…
  • 9
    「ポケモンGO」は中国のスパイ? CIAの道具?...大人…
  • 10
    大河ドラマ『べらぼう』が10倍面白くなる基礎知識! …
  • 1
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分からなくなったペットの姿にネット爆笑【2024年の衝撃記事 5選】
  • 2
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵の遺族を待つ運命とは? 手当を受け取るには「秘密保持」が絶対
  • 3
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」
  • 4
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
  • 5
    ロシア兵を「射殺」...相次ぐ北朝鮮兵の誤射 退却も…
  • 6
    装甲車がロシア兵を轢く決定的瞬間...戦場での衝撃映…
  • 7
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 8
    仮想通貨が「人類の繁栄と自由のカギ」だというペテ…
  • 9
    ザポリージャ州の「ロシア軍司令部」にHIMARS攻撃...…
  • 10
    トランプさん、グリーンランドは地図ほど大きくない…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊」の基地で発生した大爆発を捉えた映像にSNSでは憶測も
  • 3
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 4
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 5
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 6
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 7
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 8
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 9
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼ…
  • 10
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中