ニュース速報
ワールド

バルト海ケーブル破損、中国船への調査で欧州4カ国に乗船許可

2024年12月20日(金)18時48分

 12月19日、バルト海で発生した海底ケーブル破損の調査を巡り、中国当局は焦点となっている中国船にドイツ、スウェーデン、フィンランド、デンマークの当局者が乗船することを許可した。デンマーク・ユトランド半島沖で11月20日撮影(2024年 ロイター/Mikkel Berg Pedersen/Ritzau Scanpix)

Louise Rasmussen

[コペンハーゲン 19日 ロイター] - バルト海で発生した海底ケーブル破損の調査を巡り、中国当局は焦点となっている中国船にドイツ、スウェーデン、フィンランド、デンマークの当局者が乗船することを許可した。デンマークのラスムセン外相が19日明らかにした。

フィンランドとドイツ、スウェーデンとリトアニアを結ぶ海底ケーブル2本が11月17日から18日にかけて破損した。現場近くを航行していたとされる中国船籍の貨物船「イ・ペン3」の関与が疑われている。

スウェーデン警察は声明で、中国当局による「同船への調査に欧州の当局者はオブザーバーとして立ち会ったと説明した。

「並行して、バルト海での2本のケーブル破損に関連した破壊行為の予備捜査が続けられている」と明らかにした。船上での立ち会いはスウェーデン主導の予備捜査の一部ではないとしている。

中国外務省の林剣報道官は20日の記者会見で、中国は共同調査について関係各国と「十分に連絡を取り合っている」と述べた。各国と協力して「事件を安全に解決する」用意があると表明した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

インフレ見通し懸念し利下げに反対=クリーブランド連

ビジネス

今週の利下げはきわどい判断、来年は2回以下の可能性

ビジネス

FRBは利下げ軌道維持も不確実性残る、データに依存

ビジネス

米PCE価格、11月前年比+2.4%に伸び加速 個
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:アサド政権崩壊
特集:アサド政権崩壊
2024年12月24日号(12/17発売)

アサドの独裁国家があっけなく瓦解。新体制のシリアを世界は楽観視できるのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    おやつをやめずに食生活を改善できる?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 2
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──ゼレンスキー
  • 3
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達した...ここまで来るのに40年以上の歳月を要した
  • 4
    国民を本当に救えるのは「補助金」でも「減税」でも…
  • 5
    クッキーモンスター、アウディで高速道路を疾走...ス…
  • 6
    「え、なぜ?」南米から謎の大量注文...トレハロース…
  • 7
    女性クリエイター「1日に100人と寝る」チャレンジが…
  • 8
    まるで「ジュラシックパーク」...ロンドン証券取引所…
  • 9
    「中国を止めろ!」沖縄上空で米軍<核>爆撃機と航…
  • 10
    「あと何日生きられる?」AIが示す寿命予測アプリ「D…
  • 1
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──ゼレンスキー
  • 2
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いするかで「健康改善できる可能性」の研究
  • 3
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達した...ここまで来るのに40年以上の歳月を要した
  • 4
    女性クリエイター「1日に100人と寝る」チャレンジが…
  • 5
    ウクライナ「ATACMS」攻撃を受けたロシア国内の航空…
  • 6
    電池交換も充電も不要に? ダイヤモンドが拓く「数千…
  • 7
    「どんなゲームよりも熾烈」...ロシアの火炎放射器「…
  • 8
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 9
    【クイズ】アメリカにとって最大の貿易相手はどこの…
  • 10
    おやつをやめずに食生活を改善できる?...和田秀樹医…
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 4
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 5
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 6
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 7
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 8
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
  • 9
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、…
  • 10
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中