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石油需要の減少、ロシアに対する制裁強化の好機=米財務長官

2024年12月12日(木)09時07分

 12月11日、イエレン米財務長官は、米国はロシアの石油収入を減らすための方策を引き続き模索していると述べ、世界的な石油需要の減少はロシアに対する追加制裁の好機だとの見方を示した。写真は、外交問題評議会で講演するイエレン長官。 10月17日、ニューヨークで撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)

[ワシントン 11日 ロイター] - イエレン米財務長官は11日、米国はロシアの石油収入を減らすための方策を引き続き模索していると述べ、世界的な石油需要の減少はロシアに対する追加制裁の好機だとの見方を示した。

イエレン氏はブルームバーグテレビとのインタビューで、米国はウクライナ戦争を巡りロシアへの制裁を常に強化しており、ロシアは、西側諸国が導入した石油価格に上限を設ける措置を回避するため多額の投資を行ってきたと述べた。

「今の状況で異例なのは、石油供給が十分満たされているように見えることだ」とし、「価格は比較的低く、世界の需要は減少しており、供給は実際に増加している」と指摘。「世界の石油市場は軟化しており、これが更なる行動を起こす機会を作っている」と語った。

米財務省は10日、主要7カ国(G7)のウクライナに対する総額500億ドル融資を巡り、米国が担当する200億ドルを世界銀行の仲介基金に送金したと発表した。

ロイター
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