NASA長官にマスク氏仕事仲間の富豪飛行士、トランプ氏が指名
トランプ次期米大統領は4日、決算処理会社シフト4・ペイメンツの最高経営責任者(CEO)で大富豪のジャレッド・アイザックマン氏を米航空宇宙局(NASA)長官に指名すると発表した。8月撮影(2024年 ロイター/Joe Skipper)
Joey Roulette
[ワシントン 4日 ロイター] - トランプ次期米大統領は4日、決算処理会社シフト4・ペイメンツの最高経営責任者(CEO)で大富豪のジャレッド・アイザックマン氏(41)を米航空宇宙局(NASA)長官に指名すると発表した。
アイザックマン氏は実業家イーロン・マスク氏率いる宇宙開発企業スペースXの宇宙船で民間人のみの地球周回飛行を行った経験を持つ。
上院で承認されれば、政府での職務経験も政治経験もないアイザックマン氏が「アルテミス計画」で人類の月面再着陸を目指すNASAを監督することになる。この計画はトランプ氏が1期目在任時に推進し、スペースXの「スターシップ」に大きく依存するものだ。
トランプ氏は「ジャレッドは発見とインスピレーションというNASAの使命を推進し、宇宙科学、技術、探査における画期的な成果への道を切り開くだろう」と投稿した。
アイザックマン氏は「宇宙は製造、バイオテクノロジー、採鉱のブレークスルーにつながる可能性があり、新しいエネルギー源への可能性も秘めている」と指摘。「米国が人類史上最も素晴らしい冒険をリードすることに情熱を注ぐ」とした。