トランプ次期米政権でまた指名辞退、麻薬取締局トップ候補が表明
12月4日、トランプ次期米大統領が麻薬取締局(DEA)局長に指名したフロリダ州ヒルズボロ郡の保安官チャド・クロニスター氏は3日、指名を辞退すると表明した。写真はトランプ氏。11月、米ワシントンでの代表撮影(2024 ロイター)
[ワシントン 3日 ロイター] - トランプ次期米大統領が麻薬取締局(DEA)局長に指名したフロリダ州ヒルズボロ郡の保安官チャド・クロニスター氏は3日、指名を辞退すると表明した。高官候補の辞退は司法長官に指名されていた共和党強硬派のゲーツ元下院議員に次ぎ2人目となる。
クロニスター氏はXに「ここ数日、この非常に重要な責任の重大さが身にしみるにつれ、謹んで候補から身を引かなければならないとの結論に達した」と投稿した。
トランプ政権移行チームからは今のところコメントを得られていない。
トランプ氏は指名時、クロニスター氏はメキシコからの医療用麻薬フェンタニル流入を食い止めることに注力すると説明していた。DEAは司法省傘下で、麻薬法を執行する責任を負っている。
トランプ氏の支持者からは、2020年のコロナ流行時にロックダウン(都市封鎖)措置に反したとして牧師を逮捕したクロニスター氏を批判する声が上がっていた。