G7外相、ウクライナへの支持再表明 ロシアの核威嚇を非難
主要7カ国(G7)外相は11月26日、2日間にわたって開催した会合を終え、共同声明を発表した。同日、イタリアのフィウッジで代表撮影(2024年 ロイター)
Alvise Armellini Alexander Ratz
[フィウッジ(イタリア) 26日 ロイター] - 主要7カ国(G7)外相は26日、2日間にわたって開催した会合を終え、共同声明を発表した。ウクライナへの支持を改めて表明し、ロシアの「核に関する無責任で脅迫的な発言」を非難した。
また、北朝鮮によるロシアへの支援は紛争の危険な拡大を意味し、欧州とインド太平洋地域の安全保障に深刻な影響を及ぼすと警告。北朝鮮と友好関係にある中国に対応を求めた。
共同声明は「11月21日の中距離弾道ミサイル発射はロシアの無謀で、事態をエスカレートさせる行動のさらなる証拠だ」と指摘。
「ウクライナの領土の一体性、主権、独立に対するわれわれの支持は揺るぎない」とした。
外相らはまた、ロシアの凍結資産を活用した500億ドルの融資プログラムからの資金提供を年内に開始したい意向を示した。
ロシアの制裁逃れを支援している組織に対する措置も約束した。
外相会合にはウクライナのシビハ外相が参加した。