シンガポール、10月コアインフレ率は前年比2.1% 3年ぶり低水準
11月25日、発表されたシンガポールの10月の消費者物価指数(CPI)統計によると、民間道路輸送と住居費を除くコア指数の前年比上昇率は2.1%で、エコノミスト予想を下回り、約3年ぶりの低水準だった。写真はシンガポールのフードコートで食事をする人々。2017年4月(2024年 ロイター/Edgar Su)
[シンガポール 25日 ロイター] - 25日に発表されたシンガポールの10月の消費者物価指数(CPI)統計によると、民間道路輸送と住居費を除くコア指数の前年比上昇率は2.1%で、エコノミスト予想を下回り、約3年ぶりの低水準だった。
ロイターが集計したエコノミスト調査によると、コアインフレ率は2.5%と予想されていた。9月は2.8%だった。
同じく2.1%だった2021年12月の以来の低水準。当局は、サービス、電力・ガス、小売・その他財のインフレが緩やかになったためとしている。
CPI総合指数は前年比1.4%上昇し、伸び率は予想の1.8%を下回った。
メイバンクのエコノミスト、チュア・ハク・ビン氏は、コアインフレ率が金融管理局(中央銀行)の年末時点の目標である2%に近づいたことで、来年1月の次回会合で金融緩和の余地ができたと指摘した。