米、NYマンハッタンの「渋滞税」承認 1月5日から1台9ドル徴収
米運輸省は、1月5日からマンハッタン中心部に乗り入れる車両に対し9ドルの「渋滞税」を徴収するニューヨーク州の計画を承認した。2019年、マンハッタンで撮影(2024年 ロイター/Carlo Allegri/File Photo)
David Shepardson
[22日 ロイター] - 米運輸省は、1月5日からマンハッタン中心部に乗り入れる車両に対し9ドルの「渋滞税」を徴収するニューヨーク州の計画を承認した。公共交通機関の改善に向けて数十億ドルを調達し、交通渋滞の解消を目的とする。
「渋滞税」の導入は全米で初。ニューヨーク州のホークル知事は先週、6月に導入を見送って無期限中止としていた同税の導入を発表していた。
米ニューヨーク州都市交通局(MTA)は18日、渋滞税導入案を賛成多数で可決。MTAは車両が1日当たり少なくとも8万台減ると推計している。
トラックとバスには最大21.60ドルの料金が適用される。
徴収は走行回数に関係なく、1日1回とする。タクシーの場合は対象地域での利用1回ごとに0.75ドルが上乗せされる。アプリで予約したライドシェアのウーバーやリフトは1.50ドルの上乗せとなる。夜間には75%の割引が適用される。
トランプ氏は先週、渋滞税の導入に強く反対すると表明している。