最新記事
ダイエット

「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではなく「タイミング」である可能性【最新研究】

Weight Loss Tips: New Study Reveals 3 Things to Help You on a Daily Basis

2024年11月23日(土)08時35分
ハッティ・ウィルモス
時計の横で食事する女性

Kmpzzz-shutterstock

<食事内容ではなく、食べるタイミングを変えるだけで、被験者の体重が大幅に減っていることが判明>

時間制限食事法、1日の食事回数を減らすこと、そして朝により多くのカロリーを摂取することは、いずれも効果的な減量方法である可能性が最近研究で判明した。

オーストラリアのボンド大学の研究チームが、これらの3つの食事方法に関する過去29件の臨床データの再分析を行なった。これらの試験はすべて、標準治療や栄養指導を受けた対照群と比較されている。


 

その結果、これら3つの方法ともに食事内容を変えるのではなく、食べるタイミングを変えるだけで、被験者の体重が大幅に減っていることが判明した

食事のタイミング、つまり一般的には「インターミッテント・ファスティング(IF/断続的断食)」として知られる食事方法への関心が高まっているが、食事内容の「何か」を変えるのではなく、「いつ」変えるかに焦点が当てられている。

時間制限食事法

時間制限食事法では、たとえば、8時間以内に食事をし、残りの16時間をファスティングに充てるというように1日の中で食事をする時間枠を短縮する。

栄養の専門家によると、このことによって体内の消化機能に休息時間が与えられ、他の機能に集中することができる。また、ケトーシス(脂肪細胞をエネルギーとしてケトンを生成する状態)を引き起こし、食事の糖分ではなく、体の脂肪がエネルギー源として使用されるという。

ヘルスケア
腸内環境の解析技術「PMAS」で、「健康寿命の延伸」につなげる...日韓タッグで健康づくりに革命を
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

スペースXのIPO、モルガンSが主幹事最有力 マス

ビジネス

BofA、投資銀行部門の賞与引き上げへ 20%増も

ビジネス

ビットコインの12カ月予測14万3000ドル、規制

ワールド

国際司法裁、ミャンマーのジェノサイド訴訟で1月審理
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 2
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低く、健康不安もあるのに働く高齢者たち
  • 3
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリーズが直面した「思いがけない批判」とは?
  • 4
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 5
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 6
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦…
  • 7
    米空軍、嘉手納基地からロシア極東と朝鮮半島に特殊…
  • 8
    週に一度のブリッジで腰痛を回避できる...椎間板を蘇…
  • 9
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 10
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 9
    空中でバラバラに...ロシア軍の大型輸送機「An-22」…
  • 10
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 8
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中