中国国防相が米国防長官との会談拒否、「残念」とオースティン氏
11月20日、米国のオースティン国防長官は、中国の董軍国防相がラオスで開催されている国防相会議の場を利用した自身との会談を拒否したことに「残念だ」と述べた。シンガポールで6月2日撮影(2024年 ロイター/Edgar Su)
[ワシントン 20日 ロイター] - 米国のオースティン国防長官は20日、中国の董軍国防相がラオスで開催されている国防相会議の場を利用した自身との会談を拒否したことに「残念だ」と述べた。
アジアで開催される多国間の安全保障会議ではこれまで米中国防相会談が行われてきたが、中国は今週の東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス国防相会議開催に伴う米国からの会談要請を拒否した。
オースティン氏は記者団に対し「2つの重要な大国が互いに話し合う姿をこの地域は本当に見たがっていた」と指摘。「将来への影響はないと思う。ただ、現時点で彼らが選んだことであり、良い機会を利用しないことを選んだ理由を説明できるのは彼らだけだ」と語った。
中国の習近平国家主席は16日、サイバー犯罪から貿易、台湾、南シナ海、ロシアに至る対立について退任するバイデン米大統領と最後の会談を行い、トランプ次期米政権と協力すると約束した。