ロシアがウクライナ戦争を激化、米は「適切」に対応=国務省報道官
米国務省(写真)報道官は11月18日、ロシアが北朝鮮兵士をウクライナとの戦闘に投入したことに言及し、ウクライナ戦争をエスカレートさせているのはロシアとの見方を示した。2017年1月、ワシントンで撮影(2024年 ロイター/Joshua Roberts)
[ワシントン 18日 ロイター] - 米国務省報道官は18日、ロシアが北朝鮮兵士をウクライナとの戦闘に投入したことに言及し、ウクライナ戦争をエスカレートさせているのはロシアとの見方を示した。
マシュー・ミラー報道官は記者会見で、バイデン大統領が米国製兵器を使用してロシア領内を攻撃することをウクライナに許可する決定を下したかは確認せず、米国は「常に適切に適応し、調整する」と改めて表明するにとどめた。
ただ、ロシアは1万1000人の北朝鮮兵をウクライナが越境攻撃を行っているロシア西部クルスク州に投入したと言及し、「アジアの軍隊を欧州の戦争に投入することで、ロシアは戦争を大きくエスカレートさせた」と指摘。ロシアと北朝鮮によるエスカレーションに対する責任を問うために、米国は「適切」に対応するとの考えを示した。
ロイターは17日、ウクライナが米国製兵器を使用してロシア領内を攻撃することをバイデン政権が許可したと報道。これについてロシア大統領府のペスコフ報道官は18日、米国は紛争に直接関与することになると指摘し、バイデン政権は退陣を前にウクライナ紛争をエスカレートさせていると批判した。