ニュース速報
ワールド

キューバ東部でM6.8の地震、家屋や送電線に被害

2024年11月11日(月)12時11分

Dave Sherwood

[ハバナ 10日 ロイター] - キューバ東部グランマ州で10日に地震が発生し、同国第2の都市サンティアゴデクーバと周辺の家屋や送電線などに被害が出た。米地質調査所(USGS)は地震の規模がマグニチュード(M)6.8だったと発表した。

首都ハバナでは揺れがなかった。

ディアスカネル大統領はXに、被災地では「地滑りが発生し、家屋や送電線に被害が出ている」と投稿した。

ロイターが被災地の住民数人に取材したところ、家屋や建物が激しく揺れ、棚の食器やグラス、花瓶が棚から落下した。

サンティアゴデクーバに住むグリセルダ・フェルナンデスさんは電話取材に「私たちは過去に地震を体験しているが、これほど揺れたのは初めてだ」と語った。

キューバ東部の大部分では数時間にわたる計画停電が数カ月間にわたって常態化しており、被害の報告が遅れ、通信が困難になる要因となっている。

キューバの地震の大部分は、サンティアゴデクーバの周辺地域で起きている。キューバ地震局によると、キューバ島(本島)の南東岸に北米プレートとカリブプレートの断層がある。

キューバ島東端は10月、ハリケーン「オスカー」の直撃に見舞われたばかり。先週には西端を襲ったハリケーン「ラファエル」で送電網が壊滅的な被害を受け、停電が広がっていた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

電気・ガス補助金、来年1月に再開 ガソリンは段階縮

ワールド

豪就業者数、10月は7カ月ぶり小幅増 失業率4.1

ワールド

米上院共和党、院内総務にスーン氏 トランプ氏から一

ワールド

米民主党州の知事ら、トランプ氏政策に対抗する連盟結
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:またトラ
特集:またトラ
2024年11月19日号(11/12発売)

なぜドナルド・トランプは圧勝で再選したのか。世界と経済と戦争をどう変えるのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 2
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国」...写真を発見した孫が「衝撃を受けた」理由とは?
  • 3
    NewJeansのミン・ヒジン激怒 「似ている」グループは企画案から瓜二つだった
  • 4
    本当に「怠慢」のせい? ヤンキース・コールがベース…
  • 5
    建物に突き刺さり大爆発...「ロシア軍の自爆型ドロー…
  • 6
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
  • 7
    中国の言う「台湾は中国」は本当か......世界が中国…
  • 8
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 9
    トランプ再選を祝うロシアの国営テレビがなぜ?笑い…
  • 10
    ウクライナ軍ドローン、1000キロ離れたロシア拠点に…
  • 1
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 2
    「歌声が聞こえない」...ライブを台無しにする絶叫ファンはK-POPの「掛け声」に学べ
  • 3
    ウクライナ軍ドローン、1000キロ離れたロシア拠点に突っ込む瞬間映像...カスピ海で初の攻撃
  • 4
    「遮熱・断熱効果が10年持続」 窓ガラス用「次世代…
  • 5
    「トイレにヘビ!」家の便器から現れた侵入者、その…
  • 6
    本当に「怠慢」のせい? ヤンキース・コールがベース…
  • 7
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 8
    後ろの女性がやたらと近い...投票の列に並ぶ男性を困…
  • 9
    海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「空母化」、米…
  • 10
    NewJeansのミン・ヒジン激怒 「似ている」グループは企…
  • 1
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 2
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 3
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の北朝鮮兵による「ブリヤート特別大隊」を待つ激戦地
  • 4
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 5
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 6
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 7
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 8
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 9
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄…
  • 10
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中