ニュース速報
ワールド

米、イスラエルにレバノンの民間人・文化遺産の保護を要請

2024年10月31日(木)07時00分

 米国は10月30日、イスラエルが古代遺跡のあるレバノン東部バールベックと周辺の村落に激しい空爆を開始したことを受け、イスラエルに対し、レバノンの民間人の生命と文化遺産を守るよう要請した。写真はレバノンのベッカー高原で撮影(2024年 ロイター/Maher Abou Taleb)

Humeyra Pamuk Daphne Psaledakis

[ワシントン 30日 ロイター] - 米国は30日、イスラエルが古代遺跡のあるレバノン東部バールベックと周辺の村落に激しい空爆を開始したことを受け、イスラエルに対し、レバノンの民間人の生命と文化遺産を守るよう要請した。

米国務省のマシュー・ミラー報道官は定例記者会見で、イスラエルの作戦が、特にバールベックのような人口密集地域で民間人の脅威とならないようにすることが極めて重要だと指摘。レバノンでイスラエルが行っている作戦が、パレスチナ自治区ガザで行った作戦のようになるべきではないし、なってはならないとの考えを明確にしているとした上で「私たちはそのような広範囲にわたる被害を見ることは望んでいない」との考えを示した。

また、米国はイスラエルがレバノン国内で親イラン武装組織ヒズボラの正当な標的を攻撃する権利を支持する一方で、レバノンでの民間人の死者は多すぎると考えていると言及。レバノンでの外交的解決を目指してイスラエルと協議を続けていると述べた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

北朝鮮がICBM発射か、飛行時間最長と防衛省 北海

ワールド

バイデン氏、次期大統領就任式に出席意向 トランプ氏

ビジネス

鉱工業生産速報9月は前月比1.4%上昇、自動車寄与

ビジネス

独VW、10%の賃金削減を従業員に要求 競争力維持
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:米大統領選と日本経済
特集:米大統領選と日本経済
2024年11月 5日/2024年11月12日号(10/29発売)

トランプ vs ハリスの結果次第で日本の金利・為替・景気はここまで変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴出! 屈辱動画がウクライナで拡散中
  • 2
    幻のドレス再び? 「青と黒」「白と金」論争に終止符を打つ「本当の色」とは
  • 3
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 4
    世界がいよいよ「中国を見捨てる」?...デフレ習近平…
  • 5
    米供与戦車が「ロシア領内」で躍動...森に潜む敵に容…
  • 6
    カミラ王妃はなぜ、いきなり泣き出したのか?...「笑…
  • 7
    北朝鮮軍とロシア軍「悪夢のコラボ」の本当の目的は…
  • 8
    キャンピングカーに住んで半年「月40万円の節約に」…
  • 9
    娘は薬半錠で中毒死、パートナーは拳銃自殺──「フェ…
  • 10
    衆院選敗北、石破政権の「弱体化」が日本経済にとっ…
  • 1
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 2
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴出! 屈辱動画がウクライナで拡散中
  • 3
    キャンピングカーに住んで半年「月40万円の節約に」全長10メートルの生活の魅力を語る
  • 4
    2027年で製造「禁止」に...蛍光灯がなくなったら一体…
  • 5
    【クイズ】次のうち、和製英語ではないものはどれ?…
  • 6
    渡り鳥の渡り、実は無駄...? 長年の定説覆す新研究
  • 7
    北朝鮮を頼って韓国を怒らせたプーチンの大誤算
  • 8
    「決して真似しないで」...マッターホルン山頂「細す…
  • 9
    【衝撃映像】イスラエル軍のミサイルが着弾する瞬間…
  • 10
    世界がいよいよ「中国を見捨てる」?...デフレ習近平…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 3
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 4
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 5
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 6
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 7
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 8
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 9
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
  • 10
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中