ゼレンスキー氏、国連事務総長の訪問拒否 BRICS会議出席を非難
ウクライナのゼレンスキー大統領は、グテレス国連事務総長によるキーウ訪問計画を拒否した。写真は2022年、リビウで撮影(2024年 ロイター/Ukrainian Presidential Press Service/Handout via REUTERS)
[25日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は、国連のグテレス事務総長によるキーウ(キエフ)訪問計画を拒否した。ウクライナ当局者が25日明らかにした。グテレス氏が今週ロシア西部カザンで開催されたBRICS首脳会議に出席したことが理由という。
グテレス事務総長は24日、新興国グループ「BRICS」首脳会議に出席。ロシアのプーチン大統領と握手を交わす姿も見られた。
ゼレンスキー大統領は、一部当局者が国連憲章の内容を重視しないとしても、「世界は国家権利と国際法の規範が常に重要視されるようにできている」とし、グテレス氏の出席を非難した。
国連のファルハン・ハク副報道官は、グテレス氏が9月に米ニューヨークでゼレンスキー大統領とウクライナ訪問について協議し、それ以来、日程を巡り「双方にとって都合の良い時期」を調整しているが、現時点では何も決定していないとした。