ガザ中部で学校攻撃、17人死亡 イスラエルはハマス施設標的と表明
イスラエル軍は24日もパレスチナ地区ガザに対する攻撃を続け、中部ヌセイラートの難民キャンプにある学校への攻撃で、子どもを含む少なくとも17人のパレスチナ人が死亡した。写真はヌセイラートで同日撮影(2024年 ロイター/Khamis Al-Rifi)
Nidal al-Mughrabi
[カイロ 24日 ロイター] - イスラエル軍は24日もパレスチナ地区ガザに対する攻撃を続け、中部ヌセイラートの難民キャンプにある学校への攻撃で、子どもを含む少なくとも17人のパレスチナ人が死亡した。この学校には戦闘を避けて多くの人が避難していた。
イスラエル軍は、ヌセイラートで学校として使われていた施設内にあったイスラム組織ハマスの指揮統制センターを攻撃したと表明した。
イスラエル軍はガザ北部のジャバリア周辺を中心に数週間前から作戦を続けており、これまでに200人を超える武装勢力を拘束したとしている。
ガザ地区北部にあるインドネシア病院の関係者によると、病院関係者の1人がイスラエル軍の攻撃で死亡し、別の1人が出勤途中に拘束された。
インドネシア病院はこの地域でまだ稼働している3つの病院の1つ。保健当局によると、3病院とも医療品、食料、燃料が枯渇。病院施設からの退避を求めるイスラエル軍の要求を拒否しているという。
ハマスの最高指導者シンワル氏が死亡したことがガザ停戦への糸口になる可能性があるとの期待もあったが、戦闘はなお継続。ハマスはシンワル氏の後継者をまだ指名していないが、トルコ、カタール、ロシアに代表団を派遣するほか、エジプトとイランのほか、国連とも接触していると明らかにしている。