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南ア中銀、経済への悪影響ないインフレ目標引き下げは可能=総裁

2024年10月18日(金)14時32分

南アフリカ準備銀行(SARB、中央銀行)のクガニャゴ総裁は17日、インフレ目標を経済への悪影響なく引き下げることは可能だと述べた。写真は総裁のインタビューで今年4月3日撮影(2024年 ロイター/James Oatway)

[ヨハネスブルク 17日 ロイター] - 南アフリカ準備銀行(SARB、中央銀行)のクガニャゴ総裁は17日、インフレ目標を経済への悪影響なく引き下げることは可能だと述べた。同氏は、現状の中銀目標(3─6%)より低い水準への目標設定を強く推奨している。

ステレンボッシュ大学で講義した総裁は、中銀目標の引き下げはインフレ率と金利の低下につながる可能性があると指摘。中銀が2017年以来、インフレ率を目標の中間値4.5%に近づけることを重視してきたことの経済成長への悪影響はほとんど、あるいは全くなかったとする研究結果を引用し、中間値4.5%を重視する中銀の決定によって「明確で信頼できる意思疎通」を通じたインフレ抑制が促進されたと述べた。

その上で、「効果的に実行すれば、ほとんど代償を払うことなくインフレ目標を引き下げられる」と述べた。

ロイター
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