ロシア、核ミサイル部隊の戦闘即応性を検証
10月18日、ロシア国防省は、核弾頭を搭載可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ヤルス」を運用する部隊の戦闘即応性をモスクワ北西のトベリ州で検証していることを明らかにした。写真はモスクワで行われた軍事パレード。2022年5月撮影(2024年 ロイター/Maxim Shemetov)
[モスクワ 18日 ロイター] - ロシア国防省は18日、核弾頭を搭載可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ヤルス」を運用する部隊の戦闘即応性をモスクワ北西のトベリ州で検証していることを明らかにした。
複数の通信社が伝えた。ヤルスの射程は最大1万1000キロで、複数の核弾頭を搭載することが可能。
インタファクス通信によると、ヤルスを空爆や破壊工作から守りながら最大100キロ移動させる訓練が行われる。
ロシアは今年、核部隊の一連の演習を実施。軍事アナリストは、西側諸国に対しウクライナ戦争に介入しないようけん制する狙いがあると指摘している。
北大西洋条約機構(NATO)は今週、核抑止力強化のための年次軍事演習を開始。ウクライナのゼレンスキー大統領は対ロシア戦争を終結させる「勝利計画」を発表した。
ロシアのプーチン大統領はウクライナで勝利を収めるために核兵器を使う必要はないと述べている。