ブラジル最高裁、Xに罰金支払いやり直し命令 サービス再開判断延期
10月4日、ブラジル最高裁は、Xの代理人が罰金送付先の銀行を間違ったとして、正しい銀行に送り直すよう命じた。8月31日撮影(2024年 ロイター/Jorge Silva)
Luciana Magalhaes
[サンパウロ 4日 ロイター] - ブラジル最高裁は4日、Xの代理人が罰金送付先の銀行を間違ったとして、正しい銀行に送り直すよう命じた。同国でのXのサービス再開を許可するかどうかについての判断は先送りした。
Xはこの日、罰金支払いを全て実行したとして、ブラジルでのサービス再開を改めて要請していた。
最高裁のモラエス判事は、罰金支払いが完了すれば、検事総長がXによる最近の要請について意見を述べると説明した。
Xがヘイトスピーチ(憎悪表現)への対処に関する裁判所命令に応じず、さらに法定代理人の指名を拒んだため、ブラジルでXのサービスは8月末以来停止されている。
Xは方針を変更し、最近数週間で調査対象の一部アカウントの凍結といった最高裁命令に従う中、9月26日に同裁にサービス再開を要請した。モラエス判事は当時、サービス停止命令の解除に向けて、Xはなお500万ドル超の罰金支払いが必要との判断を示した。
Xの代理人は4日、罰金2860万レアル(約524万ドル)を支払ったと最高裁に伝えた。