イスラエルのガザ・レバノン空爆続く、戦闘開始から1年控え
パレスチナ自治区ガザでイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まってから10月7日で1年となるのを前に、イスラエル軍は6日にかけてもガザとレバノンの標的に対し空爆を行った。ベイルート南部で撮影(2024年 ロイター/Amr Abdallah Dalsh)
Laila Bassam Timour Azhari Steven Scheer
[ベイルート/エルサレム 6日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザでイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まってから7日で1年となるのを前に、イスラエル軍は6日にかけてもガザとレバノンの標的に対し空爆を行った。
6日未明のベイルート南部郊外への空爆はイスラエルが先月にレバノンの親イラン派武装組織ヒズボラに対する攻撃を強化して以降、最も激しいものとなった。
イスラエルは6日夜、ベイルート南郊への空爆を再開。夜空に大きな火の玉が上がり爆音が響いた。ハイファ市などイスラエル北部では空襲警報が鳴り響いた。
イスラエル軍はさらなる空爆に先立ち、ベイルート南部の住民に新たな避難命令を出した。
同軍はまた、レバノン南部での地上作戦でヒズボラの地下施設、武器庫、監視所を攻撃したと発表した。
北部国境では軍事拠点として先週閉鎖した5カ所以上の地域に加え、さらに3地域を閉鎖した。
ハマスが運営するガザ政府メディアオフィスによると、ガザではイスラエルがモスクや避難民が集まる学校を空爆し、少なくとも26人が死亡、93人が負傷した。
イスラエル軍は「ハマスのテロリストに対する正確な攻撃」を行ったと述べた。