コペンハーゲンのイスラエル大使館付近で爆発、3人拘束 負傷者なし
デンマークの首都コペンハーゲンにあるイスラエル大使館付近で2日未明、2件の爆発が発生した。提供写真(2024年 ロイター/Emil Nicolai Helms/Ritzau Scanpix/via REUTERS)
Tom Little Stine Jacobsen
[コペンハーゲン 2日 ロイター] - デンマークの首都コペンハーゲンにあるイスラエル大使館付近で2日未明、2件の爆発が発生した。警察はスウェーデン人の若者3人を拘束し、事情聴取を行っている。
イスラエル大使館によると、爆発は現地時間午前3時20分(日本時間午前10時20分)頃に発生。大使館によると、爆発時に大使館内に誰もいなかった。負傷者も出ていないという。
コペンハーゲン警察の警視監は、イスラエル大使館が標的だったかは現時点で断言できないとしており、拘束した人物らが単独で行動したのか、他者と共謀したのかについても捜査を進めているとした。
警視監によると、爆発は手榴弾によるものとみられ、大使館から約100メートル離れた建物に被害が出ている。
警察は爆発の直後に15歳から20歳の男3人を拘束。事件との関連性についてまだ明らかにしていないが、このうち2人に不法武器所持の疑いがあるとしている。
爆発事件は、イランがイスラエルにミサイル攻撃を行うなど、中東情勢が緊迫化する中で発生した。