ニュース速報
ワールド

スリランカ大統領選、野党ディサナヤカ氏勝利 経済再生が焦点

2024年09月23日(月)10時27分

 21日に投票が行われたスリランカ大統領選は、汚職撲滅や経済成長促進を掲げる野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首(写真中央)が勝利した。コロンボで22日撮影(2024年 ロイター/Dinuka Liyanawatte)

Uditha Jayasinghe Sudipto Ganguly

[コロンボ 22日 ロイター] - 21日に投票が行われたスリランカ大統領選は、汚職撲滅や経済成長促進を掲げる野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首(55)が勝利した。

開票が進む中、ディサナヤカ氏は現職のウィクラマシンハ大統領と野党・統一人民戦線(SJB)のプレマダーサ党首を終始リードした。

ディサナヤカ氏は2回目の集計で勝利が確認された後、記者団に「われわれはこの国を立て直し、安定政権を築いて前進できると信じている。私にとって、これは地位ではなく責任だ」と語った。

選挙管理委員会によると、投票率は約75%。得票率はディサナヤカ氏が42.3%。プレマダーサ氏が32.8%で2位。

ウィクラマシンハ氏は経済危機からの回復を主導したが、緊縮財政措置が有権者の怒りを買い、17%と3位だった。同氏は敗北を認めた。

今回の選挙では最初の集計でどの候補も当選に必要な過半数に満たなかったため、ディサナヤカ氏とプレマダーサ氏の上位2人に絞った上で、再集計された。再集計されるのは同国史上初めてだった。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米、つながる車の中国製ソフト搭載禁止を提案=関係筋

ビジネス

中国人民銀、リバースレポで資金供給 14日物金利引

ワールド

米下院議長、修正つなぎ予算案提示 25日の採決目指

ビジネス

米SEC、証言欠席のマスク氏に制裁請求へ ツイッタ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
2024年9月17日/2024年9月24日号(9/10発売)

ユダヤ人とは何なのか? なぜ世界に離散したのか? 優秀な人材を輩出した理由は? ユダヤを知れば世界が分かる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    レザーパンツで「女性特有の感染症リスク」が増加...医師が警鐘を鳴らす
  • 2
    先住民が遺した壁画に「当時の人類が見たはずがない生物」が描かれていた「謎」...南ア大学チーム
  • 3
    「ゾッとした」「未確認生物?」山の中で撮影された写真に写っていた「そこにいるはずがない」もの
  • 4
    「飢えたクマ」の恐ろしさを実感...玄関を打ち破ろう…
  • 5
    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…
  • 6
    日本人の知らないレンガ建築の底知れない魅力
  • 7
    がん治療3本柱の一角「放射線治療」に大革命...がん…
  • 8
    メーガン妃に大打撃、「因縁の一件」とは?...キャサ…
  • 9
    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…
  • 10
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 1
    クローン病と潰瘍性大腸炎...手ごわい炎症性腸疾患に高まる【新たな治療法】の期待
  • 2
    キャサリン妃とメーガン妃の「ケープ」対決...最も優雅でドラマチックな瞬間に注目
  • 3
    がん治療3本柱の一角「放射線治療」に大革命...がんだけを狙い撃つ、最先端「低侵襲治療」とは?
  • 4
    世界で最も華麗で高額な新高層ビルに差す影
  • 5
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 6
    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…
  • 7
    浮橋に集ったロシア兵「多数を一蹴」の瞬間...HIMARS…
  • 8
    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…
  • 9
    北朝鮮で10代少女が逮捕、見せしめに...視聴した「禁…
  • 10
    地震の恩恵? 「地震が金塊を作っているかもしれない…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 3
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 4
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 5
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 6
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 7
    「あの頃の思い出が詰まっている...」懐かしのマクド…
  • 8
    止まらない爆発、巨大な煙...ウクライナの「すさまじ…
  • 9
    「ローカリズムをグローバルにという点で、Number_i…
  • 10
    中国の製造業に「衰退の兆し」日本が辿った道との3つ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中