ニュース速報
ワールド

ウクライナ、内閣大幅刷新 外相にシビハ次官

2024年09月06日(金)07時54分

ウクライナのゼレンスキー大統領(写真)は5日、新たな外相にシビハ第一外務副大臣を指名した。2日撮影。(2024年 ロイター/File Photo)

[キーウ 5日 ロイター] - ウクライナの最高会議(議会)は5日、外交の顔だったクレバ外相の後任にシビハ第1外務次官を充てる人事を承認した。他に副首相2人を含む閣僚8人の人事も承認し、2022年にロシアによる侵攻が始まって以来最大の内閣刷新が決まった。

シビハ氏(49)は外交官出身。ゼレンスキー氏の下で数年間、外交政策と戦略的パートナシップを監督していた。クレバ外相は4日、ゼレンスキー氏の政府刷新方針を受けて、辞任を表明していた。

アナリストはウクライナの外交政策に変化はないと予想している。

クレバ氏に先立ち、複数の閣僚が3日に辞意を表明していた。それ以前にも5人の閣僚が解任されて空席となっていた。ゼレンスキー大統領が後任を指名した。

3日に辞表を提出していたステファニシナ副首相(欧州統合担当)は留任し、法相を兼務する。

また、国内の兵器生産を担当する戦略産業相には昨年から国営軍需企業のトップを務めていたヘルマン・スメタニン氏が就く。

復興・地方・インフラ担当副首相には大統領府副長官のオレクシー・クレバ氏が就任する。

農業、文化、環境、退役軍人、スポーツ担当の新閣僚も承認された。

ゼレンスキー大統領はビデオ演説で、西側同盟国や投資家への対応、前線で戦う兵士の支援を「より積極的」に行うための政府刷新だと説明した。

ロシアによる侵攻が2年半に及び、東部で厳しい戦いを強いられる中、冬季を前に政府の体制を立て直す必要があると判断した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

EXCLUSIVE-シリア中銀新総裁、金融政策の独

ビジネス

来週の決定会合で利上げ行うか議論=植田日銀総裁

ビジネス

マネーストックM3、12月は0.8%増 4カ月ぶり

ビジネス

韓国資本市場、12月は外国人売り越しが20年以来高
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン」がSNSで大反響...ヘンリー王子の「大惨敗ぶり」が際立つ結果に
  • 4
    「日本は中国より悪」──米クリフス、同業とUSスチ…
  • 5
    大麻は脳にどのような影響を及ぼすのか...? 高濃度の…
  • 6
    日鉄はUSスチール買収禁止に対して正々堂々、訴訟で…
  • 7
    ロシア軍高官の車を、ウクライナ自爆ドローンが急襲.…
  • 8
    ド派手な激突シーンが話題に...ロシアの偵察ドローン…
  • 9
    トランスジェンダーを抹消か...トランプ政権、気候変…
  • 10
    LA史上最悪の山火事が招いた、ハリウッド映画のよう…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分からなくなったペットの姿にネット爆笑【2024年の衝撃記事 5選】
  • 4
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 5
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 6
    ロシア兵を「射殺」...相次ぐ北朝鮮兵の誤射 退却も…
  • 7
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「…
  • 8
    装甲車がロシア兵を轢く決定的瞬間...戦場での衝撃映…
  • 9
    トランプさん、グリーンランドは地図ほど大きくない…
  • 10
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中