ウクライナ各地のエネ施設にロシアの空爆、電力供給に支障
ウクライナ当局は4日、過去24時間に国内9州のエネルギー施設や重要インフラがロシアの空爆を受けたと明らかにした。ロシアの攻撃を受けたリビウで4日撮影、提供写真。(2024年 ロイター/Press service of the State Emergency Service of Ukraine)
[キーウ 4日 ロイター] - ウクライナ当局は4日、過去24時間に国内9州のエネルギー施設や重要インフラがロシアの空爆を受けたと明らかにした。
エネルギー省によると、西部リビウ、北東部のスムイとハリコフ、東部ドネツク、東・中部ドニエプロペトロフスク、南部ミコライウ各州のエネルギー施設が攻撃された。被害の規模などは明らかにしていない。
国営電力会社ウクレエネルゴは、発電能力の低下を理由に、8月26日のエネルギーインフラへの大規模空爆後に導入した緊急送電停止措置を拡大しているとしている。
ウクライナ空軍は、今回の空爆で飛来したミサイル13発中7発、無人機29機中22機を撃墜したと発表。西部のイワノフランコフスク、テルノピル、ヴォリン各州の重要インフラがロシアのミサイルの標的になったとしている。
リビウでは、ミサイル・ドローン(無人機)攻撃で7人が死亡し、リビウ市中心部の歴史的建造物が損壊した。